世界中の農・畜・水産物を審査できる食品安全の総合的な適正農業規範基準
世界中の農・畜・水産物を審査できる食品安全の総合的な適正農業規範基準
ドイツに本部を置く非営利団体FoodPLUSが運営する、世界中の農・畜・水産物を審査できる食品安全の総合的な適正農業規範(GAP)基準です。
Ver6.0 GF版の青果物規格は食品安全の国際規格となるGFSI(Global Food Safety Initiative)指針文書とのベンチマークを受けた規格の一つとされ、今後、グローバルビジネスを進める上で注目される認証です。
なお現在テュフズードでは規格Ver.6.0 Smart版(青果物)およびVer5.2版(コンバイン作物および茶)での認証を提供しており、こちらはGFSI承認は受けておりません。詳細につきましてはお気軽にお問い合わせください。
GLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)とは、ヨーロッパを中心に世界120カ国以上で実践されている世界基準の農業認証であり、農業生産・取り扱いにおける農産物の安全管理手法や労働安全、持続可能な農業を行なうための環境保全型農業実践のためのチェック項目が具体的に定められたものです。
認証登録件数は全世界で既に19万件を超えています。2024年1月1日からは、改訂版としてVer.6.0版が施行され、GAP普及推進機構から日本語版も発行されました。 また近年では、輸入の際の条件として、GLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)の認証取得を加える国が増えています。
■ グループ認証/QMSつきマルチサイト認証
(1) グループや複数農場を一括管理する較的大規模な事業者に対する認証
(2) 全体を管理する事務局の設置が必要
(3) グループ又は事業者に対して認証書が発行されます
(4) 認証の有効期限は1年間
■ 個別認証
(1) 個人生産者や一事業者に対する認証
(2) 生産者又は事業者に対して認証書が発行されます
(3) 認証の有効期限は1年間
GFSIは国内からも、イオンやローソン、アマゾンジャパン、ハウス食品、キリン、花王などが参画しています。GFSIに加盟する食品流通事業者は現在、仕入れ先を評価・選別するスキームとして、GFSIが承認した食品安全規格やそれに準ずる規格の認証を取得していることを参照したり、将来的にその認証取得を最低条件とする方向性を打ち出したりしています。
認証取得・維持するために、内部監査(グループ認証/マルチサイト認証)または自己評価(個別認証)の実施後、認証機関による外部審査をお受けいただきます。
取得までの流れ:
グループ認証およびマルチサイト認証で必要な審査 | ||
初年度 | 2年目以降 | |
自社 | 自己評価(年1回実施) |
自己評価(年1回実施) |
認証機関 |
認証審査(年1回)および認証発行後、メンバーの抜き打ち審査(年1回) 合計年2回のご訪問 |
更新審査( 年1回) 合計年2回のご訪問 |
Food Plus |
CIPRO審査( 数年に1回実施) |
個別認証で必要な審査 | ||
初年度 | 2年目以降 | |
自社 | 自己評価(年1回実施) |
自己評価(年1回実施) |
認証機関 | 認証審査(年1回) |
更新審査( 年1回) 数年に1回抜き打ちで実施 |
Food Plus |
CIPRO審査( 数年に1回実施) |
GLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)取得の際にかかる認証費用は、40万円程度と言われています。認証費用以外に、土壌や水質・農薬残留に関わる分析費用もかかります。
GLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)取得は、認証費用の他にも様々な費用がかかるため、これらの費用が発生することがデメリットといえます。しかし、GLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)取得に関しては、国や行政からの補助金を受けられる場合もあるので、そういった支援を活用することで費用を抑えることができます。
テュフズードは、GLOBAL G.A.P.に関する情報提供から、審査、認証書の発行、定期審査まで 包括的なサービスを提供する認定機関です。
テュフズードはGLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)審査で10年以上の経験を持つ認証機関の一つです。審査はすべて日本人の審査員で実施いたします。高いレベルの専門知識を有している審査員は、品目にかかわらず、安定かつ構造化された認証アプローチを適用し、審査アプローチが一貫していることを保証します。私たちの審査により、安全性と顧客要求への適合において高い実績を活用することができます。テュフズードは食品試験、検査、監査、認証において豊富な経験を持ち、食品業界のバリューチェーン全体で信頼されるブランドとして世界的に認められています。
●静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所
●JAとうや湖
JAとうや湖は2009年にGlobal G.A.Pの団体認証を日本で初めて取得し、現在までその認証を維持しつづけています。食の安全に対する意識や環境意識が高まる中、量だけではなく質の向上を目指した長年の取り組みの末に、Global G.A.Pを取得。安心・安全な農作物を生産し、ブランド力のさらなる強化を図っています。
>詳細はこちら
>GlobalG.A.P. 基礎解説セミナー [GGAP-B]
>GlobalG.A.P. グループ認証セミナー [GGAP-G]
>GlobalG.A.P. 内部農場監査員トレーニングコース [GGAP-Ins]
>ISO 9001:2015(GlobalG.A.P. )内部QMS監査員トレーニングコース [GGAP-Aud]
また、GLOBALG.A.P.のアドオンモジュールである、社会的実践面におけるリスク評価指標:GRASPのアセスメントも併せて行っています。
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