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FSSC FSMA PCHF Addendum

FSMA・FSSC2200双方のギャップを補完した、新たな審査サービス

FSMA・FSSC2200双方のギャップを補完した、新たな審査サービス

FSMAとは

FSMA(米国食品安全強化法)とは、2011年に米国内の公衆衛生に重大な影響を与える食品事故を低減する事を目的に制定された法律です。米国内のみならず、米国で流通される食品(製品・原料)を製造・アメリカ内に供給する海外の食品関連事業者に対しても適用されます。

FSMAでは食品関連事業者に対し、自社で取り扱う食品において「予防管理」が必要な危害(ハザード)の明確化およびそれらに対する管理計画の策定と運用が求められています。アメリカへの食品輸出を始める際などに理解が必要な法律です。

 

FSSC FSMA PCHF Addendum(補遺)とは

日本国内では、多くの企業が食品安全マネジメントシステムとしてFSSC 22000を取得しています。このような背景から、2016年にFSMA規定の適用が開始されて以降、アメリカ食品輸出に関連する国内の食品関連事業者様において、FSSC 22000認証がFSMAの要求事項もカバーしたものとして有効となりえるか?という点が懸案事項とされてきました。

FSSC 22000のベースとなっているISO 22000と、FSMAにおける予防管理に関する規定は、どちらもコーデックスHACCPの考え方に沿っており、リスクベースでの危害(ハザード)管理を求めていることをはじめ、多くの類似点があります。

このため、FSSC 22000の管理団体であるFSSC財団は、FSMAの要求事項とFSSC 22000規格要求事項を統合し、双方のギャップを補完するものとして、FSSC 22000 FSMA PCHF Addendum(補遺)を公開しました。

この補遺は、食品関連業者様自身が、自社既存のFSSC 22000管理とFSMA要求事項のギャップを確認する際にも利用可能となり得ます。さらに、FSSC 22000の審査資格を持つ認証機関の審査員により実施されるFSSC 22000の年次審査に合わせて、このFSMA PCHF Addendum(補遺)適合性評価を受けることにより、FSSC 22000規格への適合性に加え、FSMA要求に関連する管理の運用状況についても第三者による検証を受ける事ができます。

FSSC22000 認証取得サービス
FSSC22000とは

*最新のFSSC22000 FSMA PCHF Addendum(補遺)文書はFSSC22000公式HPから無料でダウンロードできます。

 

FSSC FSMA PCHF ADDENDUM(補遺)のメリット

FSMAの予防管理では、アメリカ食品輸出に関わる食品関連業者に対し、既存危害(ハザード)のリスク分析とサプライヤー側で管理される危害(ハザード)の管理に対する検証として第三者による現地監査が使用できる事が示されています。FSMA PCHF Addendum(補遺)を含んだFSSC 22000 審査ではFSSC 22000の報告書に合わせて、FSMA PCHF Addendum(補遺)の適合性についての報告書が作成されます。

この報告書には、審査を通して確認されたサイトが自社内で管理している危害(ハザード)及びそれらに対する予防管理プラン等、運用中のFSMA要求関連の管理状況が示されているため、自社のFSMA要求に関連する管理及びそれに対して行われた第三者による検証の証拠としてFDAおよび米国サプライチェーンに提示することができます。

*審査報告書と合わせて、FSSC 22000認証資格を持つ認証機関によりFSMA PCHF 補遺に対する適合性の確認が実施されたことを示す証書が発行されます。

 

FSSC FSMA PCHF ADDENDUM(補遺)取得に必要なこととは

  1. FSSC22000公式HPより、FSSC FSMA PCHF ADDENDUM(補遺)のチェックリストをダウンロードする。 ※無料でダウンロード可能です
  2. 組織で構築されている既存の管理システムとのギャップを確認し、見つかったギャップを解決する。
  3. 次回のFSSC22000の更新または維持審査に合わせて、FSSC FSMA PCHF ADDENDUM(補遺)の審査を実施する。

注1. FSSC FSMA PCHF ADDENDUM(補遺)単独での審査は実施していません。

注2. FSSC22000以外の食品安全規格(SQF、JFS-C、BRC等)の認証を持っていても、FSSC22000の認証を持たないサイトには適用できない規格です。

 

FSSC FSMA PCHF Addendum(補遺)認証取得企業事例 

テュフズードを通じて、実際にFSSC FSMA PCHF ADDENDUM(補遺)を認証取得した企業をご紹介いたします。

株式会社明治様の坂戸工場では、2011年のISO22000取得以来、付き合いのあるテュフズードを通じ、FSMA(米国食品安全強化法)の要求事項とFSSC 22000規格要求事項を統合し、双方のギャップを補完するFSSC FSMA PCHF Addendum(補遺)証書を取得しました。
ケーススタディ:株式会社明治「国内初!FSSC FSMA PCHF ADDENDUM証書取得で米国輸出食品のFSMS維持向上」

 

テュフズードでFSSC FSMA PCHF Addendum(補遺)を取得するメリット

テュフズードは、食品・飼料マネジメントシステム認証で15年以上の経験を持ち、この分野で最初の認証機関の一つでもあります。テュフズードのグローバルな審査員ネットワークは、FSSC 22000認証の認定を受けており、製品または生産国にかかわらず、公式化・構造化された認証アプローチが偏りなく適用され、審査アプローチが一貫していることを保証します。

私たちと提携することにより、品質と安全性において高い実績が得られます。テュフズードは、食品試験、検査、審査、認証において豊富な経験を持ち、食品業界のバリューチェーン全体で信頼されるブランドとして世界的に認められています。

 

FSSC FSMA PCHF Addendum(補遺) 審査サービス

  • FSSC22000の認証を既に取得されている、または新たに取得されるサイトが対象です。
  • 本補遺の適合性評価は、日本国内のFSSC22000審査員により実施されます。
  • FSSC 22000 FSMA PCHF補遺の適合性評価は、年次のFSSC22000の審査と同時に実施されます。

*FSSC FSMA PCHF ADDENDUM(補遺)による適合性評価は、FDAの対アメリカ輸出施設登録の代替等となるものではありません。

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