news

【6月号】グローバル無線関連規制アップデート

2026.06.30

【6月号】グローバル無線関連規制アップデート 

テュフズードジャパンでは2026年5月より無線機器に関連する各国の規制の最新情報を定期的にニュースリリースとして配信しております。配信のお知らせをご希望の方は、以下よりメールマガジンへご登録下さい。 

メールマガジンに登録する

 

今月のトピック:


【FCC規制最新情報】 

1. FCCデイリーダイジェスト最新動向 

FCCデイリーダイジェストにおいて、以下の重要な発表が行われました。 

◆ OETによる規制措置の延長・拡大 

  • UAS(無人航空機システム)および重要部品、ルーターを対象 
  • ソフトウェア/ファームウェア変更に関する禁止措置の延長・拡大 
  • 国家安全保障観点での管理強化が継続 

◆試験所(いわゆる“Bad Labs”)への対策強化 

  • 外国の敵対国が関与する試験所の認定取消手続き開始 
  • 認証データの信頼性確保に向けた規制強化 

※類似の不正試験事例については、社内でも共有があり、FCCの監視強化が継続している状況です。 

◆ルーターに関するFCC対象リスト対応 

特定ルーターに対し 

条件付き承認 

対象リストからの除外 

製品分類および適用条件の重要性が増加 

DA-26-454A1.pdf 
DA-26-461A1.pdf 
DA-26-495A1.pdf

 

2. Trusted Test Lab(信頼できる試験機関)制度の拡張

FCC OETは、迅速優先審査プロセス(Fast-Track)の導入に関する意見募集を開始しました。

◆背景

  • 国家安全保障強化
  • 認証プロセスの効率化
  • 国内/信頼できる国での試験促進

◆主なポイント

  • 信頼できる試験機関での試験案件は優先審査対象
  • 対象範囲:

FCC認定試験所

MRA締結国または同等地域の試験所

◆主な検討論点

  • PAG(製品承認グループ)審査の優先順位付け
  • 複数試験所を含む申請の扱い
  • 審査対象リストの簡素化
  • KDB上での識別方法

【!注目!】設計・認証戦略への影響:
今後は「どの試験所で試験したか」が、認証リードタイムに直接影響する可能性があります。

DA-26-506A1.pdf

 

3. 電気通信認証の完全性・セキュリティ強化

FCCは、認証制度全体の信頼性向上に向けた規則改定を発効予定です。

◆ 発効日

2026年6月15日 

◆主な変更点

  • Trusted Lab試験製品に対する優先審査制度
  • 市販後監視(Post-Market Surveillance)の強化
  • 機密報告チャネルの設置(内部通報制度)
  • 禁止対象企業リストの統合管理
  • 上場企業の所有権報告の整合化

【!注目!】
「認証取得後の監視」が大幅に強化され、単なる取得だけでなく継続的コンプライアンス管理が重要になります。

Federal Register Notice

 

4. 非MRA試験所への規制強化案

FCCは、以下の規制強化案について意見募集を実施しています。 

◆内容 

  • 非MRA国の試験所/TCBの承認停止案
  • 試験所認定機関も対象 

◆意見提出期限 

コメント:2026年6月15日 

反論:2026年7月14日 

◆影響 

  • 中国等の一部地域の試験所利用に制限リスク
  • サプライチェーンの再設計が必要となる可能性 

Federal Register Notice 

 

5. ルーター規制(Covered List)最新FAQ 

FCCは、外国製ルーターに関するFAQを更新しました。 

◆ソフトウェアアップデート 

禁止対象機器でも基本的なソフト/FWアップデートは許可 

◆ 条件付き承認の扱い 

2026年12月31日以降: 

認証 → 不可 

既認証製品 → 販売可能 

【!注目!】 

  • 「認証取得タイミング」が市場参入のカギ
  • 既存モデルの延命戦略が重要 

FCC Router FAQ 

 

6. 市販後監視(Post-Market Surveillance)見直し 

FCC OETは、監視プロセスの改訂案について意見募集を実施中です。 

◆主な論点 

  • TCBのサンプリング率(何%検査すべきか)
  • 試験ラボの独立性確保
  • 実市場状態(開封後)の試験導入
  • 実環境試験の拡充(バウチャープログラム) 

【!注目!】 

  • 認証後でも抜き取り試験が強化
  • メーカーに対するサンプル提供義務・説明責任の増加 

FCC Post-Market Surveillance Procedures Notice 

本件に関してご不明点や影響評価のご相談等がございましたら、以下よりお気軽にお問い合わせください。 

お問い合わせはこちら

メールマガジンに登録する 


【電波法施行規則等の一部を改正する省令案】
433MHz帯TPMS/キーレスの帯域拡張と認証制度の見直し

433MHz帯における車載無線(TPMS/キーレスエントリ)の制度改正案についてご紹介いたします。

1. 改正のポイント(概要)

総務省より、以下の内容を含む省令改正案が公表されました。

  • 433MHz帯 TPMS/RKEの帯域拡張
  • 技術基準(設備規則等)の見直し
  • 車載無線機器に対する自己確認制度の拡大

 

2. 背景(なぜ今改正?)

タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)やキーレスエントリ(RKE)は、日本では以下の周波数で導入されてきました。

  • 従来:315MHz帯
  • 近年:433MHz帯(追加)

一方で、 433MHz帯は世界的に標準周波数として利用されており、以下のニーズが高まっています。

  • 国際周波数との整合(グローバル設計の効率化)
  • コネクテッドカー・自動運転の普及による無線機器の増加
  • サプライチェーン変更への柔軟対応

実際に、433MHz帯の利用拡大は国際対応として重要視されており、国内でも導入が進められてきています。

 

3. 技術的変更点(重要)

  • 使用周波数帯の拡張
    指定周波数帯:433.92 MHz(433.05 – 434.79 MHz)
  • 従来より柔軟な周波数設計が可能
  • 占有帯域幅の許容値:1740 kHz
  • 筐体要件の削除
    設計自由度が向上(構造制約の緩和)

 

4. 法令改正の対象

今回の改正では、以下の規則に影響があります。

  • 電波法施行規則
    • 周波数規定の変更(第6条)
    • 混信防止機能の追加規定(第6条の2)
  • 無線設備規則
    • 周波数帯の拡張(第9条の4、第14条、第24条、第49条の14、別表第1号、第3号)
    • 筐体要件の削除(第49条の14)
  • 特定無線設備の技術基準適合証明等に関する規則
    • 周波数条件の変更(別表第1号)

 

5. 重要:認証制度の変更(ビジネス影響あり)

今回の改正で特に重要なのが以下です。

  • 自己確認制度の対象拡大
    自動車搭載の無線設備を特別特定無線設備として追加(第2条第2号)
    これにより:
    • 認証手続きの迅速化
    • 試験/認証の負担軽減
    • モデル変更/製造変更への迅速対

が可能になります。

 

6. お客様への影響

本改正により:

  • グローバル共通設計が容易に
  • 日本対応の設計負担が低減
  • 認証期間の短縮が期待

※海外と共通仕様での製品展開がしやすくなる重要改正です。

本件に関してご不明点や影響評価のご相談等がございましたら、以下よりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

メールマガジンに登録する


関連ページ

テュフズードの無線試験サービス

EMC試験サービス|試験項目・試験所のご紹介

EMCノイズ対策支援サービス

テュフズードの電波法認証サービス

電気通信事業法認定・認証サービス

アメリカ合衆国ー各国認証

pr-about-tuev-sued
テュフズードジャパン
株式会社
もっと知る
pr-press-releases
プレスリリース・お知らせ
もっと知る
ts-pr-content-tile-social-media-new

SNS

Linkedin・Youtube
もっと知る
pr-annual-report
アニュアルレポート・サステナビリティレポート(英文)
Learn more

会社概要とおといあわせ

Site Selector