機能安全がプロトタイプの認可のための規制とのギャップを補います
機能安全がプロトタイプの認可のための規制とのギャップを補います
公道でレベル3以上の自動運転車の実証実験をするためには、許可を取る必要があります。テュフズードは、安全とサイバーセキュリティコンセプトの開発をサポートすることで認可取得をサポートします。
<目次>
>自動運転の公道実証実験とは
>AV permitが重要な理由
>日本における自動運転の公道実証実験の現状
>テュフズードの公道実証実験の許可所得サポート
>テュフズードの自動運転試験サービスが選ばれる理由
公道でSAEレベル3(さらにそれ以上)の自動運転車を実証実験するためには、車両製造者、サプライヤ、モビリティプロバイダが規制当局から認可をもらう必要があります。しかしドイツやアメリカ、中国のような多くの国々では、公道でのSAEレベル3+の認可は、特別な許可としてのみ取得が可能です。認可を得るためには、自動運転車の参加企業が十分な安全やサイバーセキュリティのコンセプトを提供し、その車が道路の安全を脅かさないことを証明しなければいけません。
お客様の自動運転プロトタイプ車両の認可を得ることで、様々な特典が得られます。
キーとなる自動運転技術の開発を実際の道路状況でテストできます。
十分な自動運転機能の開発で総合的な性能、安全性やセキュリティを検証できます。
自動運転技術のスムーズな展開を実現するための総合的なセーフティコンセプトを作ることができます。
関連リンク
>TÜV SÜD GRANTED AV PERMIT TO MOTIONAL(英語)
自動運転の技術は、交通事故の削減や渋滞の緩和などに対して有効なテクノロジーであると考えられています。日本の道路交通環境に応じた自動運転が早期に実用化されるように、日々、自動運転の公道実証実験に関する情報がアップデートされています。
自動運転の公道実証実験は、道路において以下の行為を行おうとする場合、所轄警察署長等による道路使用許可が必要です。
<道路使用許可が必要となる実験例>
・遠隔型自動運転システムの実証実験
・通常のハンドル・ブレーキと異なる特別な装置で操作する自動車(特別装置自動車)の実証実験
・歩道走行型ロボットなど、自動運転技術又は遠隔操作により通行させるロボットの実証実験
警察庁は、遠隔型自動運転システムおよび特別装置自動車の公道実証実験について「自動運転の公道実証実験に係る道路使用許可基準(令和5年4月)」を公表し、許可に係る審査の基準や指導事項などを示しています。
テュフズードは、以下のサービスを提供することで、自動運転車やプロトタイプ、実験車両の公道実証実験の認可を得るためにサポートをします。
自動運転のテクニカルアドバイス
グローバルのエキスパートが、自動運転車の公道実証実験における認可プロセスの知見を提供し、車両の認可と型式認証の関係性を理解することを支援します。さらに、認可の要求に対する正し法規の選択もサポートします。
書類の準備
自動運転の認可申請に関連する書類の準備のサポートをします。あわせて書類がそろっていることを総合的に確認します。
安全コンセプト・セキュリティコンセプト・テストカタログ
検査手順の知見を提供します。これには、そのプロトタイプの十分な機能安全とサイバーセキュリティを確認するために、「存在する脅威と危険の分析」「安全やセキュリティコンセプト」「デザインレビュー」「テストカタログ」の評価を含みます。
要求事項のチェックリスト
自動運転車が安全とサイバーセキュリティ機能を満たしていることをチェックリストで明確に記録します。
AV permit
結果と安全とサイバーセキュリティの要求を満たしたことに基づいて、安全とサイバーセキュリティの観点から自動運転車が問題なく公道を走れる状態であることを評価するテクニカルレポートを提供します。
テュフズードは自動運転のフィールドにおけるエキスパートのひとりとして、安全とサイバーセキュリティコンセプトの開発をサポートすることで、お客様の自動運転車の認可取得を可能にします。あらゆる自動運転ソリューションに手法を適用し、それらの殆どは公道使用のために当局からにすでに承認されています。AV permitは、自動運転シャトルバス、プロトタイプのフリートもしくはモビリティサービスプロトタイプ車両といった単一のプロトタイプ車両に適用でき、そして常にお客様の個別の要求にも対応します。
当社の支援は、ISO 26262のような最先端の安全規格に基づいていて、総合的な安全やセキュリティの評価を通してSOTIF・サイバーセキュリティ・フェールオペレーショナルシステムを踏まえることで規格以上のサービスを提供します。
公式に認められたテュフズードのエキスパートが自動運転車両の機能安全とサイバーセキュリティのキーとなる要素に従来の検査の観点を加えて評価します。もし認可が完了した後に自動運転車両に変更が生じても、車両全体ではなくアップデートしたところに追加の認可が必要になるだけです。この支援は、さらなる自動運転車の開発でも効率的なプロセスを提供します。
自動運転の公道実証実験許可取得サポートに関するお問い合わせは以下よりお願いします。
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