信頼を可視化
信頼を可視化
2025.12.11
ミュンヘン発。テュフズードは、いわゆる低リスクAIシステム向けの新しい試験マークを導入しました。この試験マークは、EU AI法(EU規則2024/1689)1の厳格な要件の対象ではないものの、透明性と品質を検証可能な形で示したいと考えるAIシステムの製造業者 (provider) や運用者 (deployer) を対象としています。最初の適用分野には、建物のエネルギー消費を削減するために自動ドアの動作を改善するAIアルゴリズムや、構内物流における自動運転車両が含まれます。
EU規則2024/1689(「AI法」)により、EUは初めて、各アプリケーションのリスクに基づいたAIに関する統一要件を導入しました。現在、低リスクシステムに対する法的な試験要件はありません。しかし、ガイダンスや信頼構築の取り組みへの需要は高まっています。「多くの企業は、義務がなくても責任を果たしたいと考え、自社のAIシステムを自主的に評価してもらいたいと望んでいます」と、テュフズードの機械安全部門責任者であるBenedikt Pulver氏はこう述べています。「テュフズードの新しい試験マークは、まさにそれを透明で体系的、かつ技術的基準に基づいて『可視化』します」。
新しいTÜV SÜD試験マークは、専門家に客観的な評価基準を提供すると同時に、自動化された建物機能や小売および物流分野のロボティクスアプリケーションなど、エンドユーザーにも訴求することを目的としています。この試験マークは、エネルギー効率、堅牢性、データ処理、機能安全などの要素を考慮したアプリケーション固有の試験プログラムに基づいています。例として、工場内で互いに連携し、ルートを最適化する自律移動ロボットがあります。こうしたシステムはAI法の下で「低リスク」と見なされますが、新しいTÜV SÜD試験マークは、それらが追跡可能な基準に従って評価されたことを確認します。
この試験マークは、AI法に基づく製造業者の自主的なコミットメントなど、将来の発展も考慮したモジュール型コンセプトの一部です。「AIへの信頼は、規制だけでは実現できないと考えています。自主的な認証は、特にまだ規制がない分野では、品質と責任に対する強力なシグナルを送ることができます」とPulver氏は述べています。
試験マークはドイツ語と英語で提供され、要望に応じて追加の消費者情報を付加することも可能です。
1. 高リスクAIシステムの運用監視や記録義務などは、この対象には含まれません。
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