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舶用機器向け:IEC 62443 産業セキュリティ規格

ホワイトペーパー

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【更新】 2022年10月26日 「舶用機器のサイバーセキュリティ(IACS UR E27)・IEC 62443対照表」が付録されたバージョンを公開

2022年4月、舶用機器のサイバーセキュリティ対策(IACS UR E27)に、IEC 62443国際標準ベースの規則が採択されました(詳細はこちら)。テュフズードジャパンが特に注目するのは、UR E27の48の要求事項すべてについて、IEC 62443を引用していることです。

IEC 62443は、産業用オートメーション及び制御システムの世界では、サイバーセキュリティ対策を推進するための文書としてグローバルで評価され、その認証はサイバーセキュリティの効果的な対策として信頼されています。

舶用機器として船上に搭載されるシステムにおいても、サイバーレジリエンスはもはや喫緊の課題です。その課題に対して効率的、かつスピーディに取り組むために、制御システムの世界で汎用的に採用されて実績を積んでいるIEC 62443は最も確実で、適用しやすい標準であると考えられます。

テュフズードジャパンは、IEC 62443の審査機関として培ったナレッジを活用し、IEC 62443標準を引用した新しいUR E27への適合に向けた造船企業様、舶用機器サプライヤー様のサイバーセキュリティ対策への取り組みをサポートしていきます。


ホワイトペーパー概要

システムの相互接続を広範囲に展開することにより、世界中の多くの産業は変革されました。今日のいわゆるスマート工場は、相互接続されたシステムを積極的に活用し、生産の合理化、生産量の増加、廃棄物の削減を行いつつ、生産の柔軟性を高めています。

同時に、産業分野においてシステムの相互接続への依存度が高まることによって、サイバーセキュリティに対する脅威も高まっています。機密情報の盗難から、プラント停止の脅威、重要な産業資産の破損・破壊に至るサイバー攻撃のリスクは、多大な財務コストを課し、生命を危険にさらすことさえあります。そのため、産業分野におけるサイバーセキュリティの強化は、これまで以上に重要な課題となっています。

このホワイトペーパーでは、インダストリー4.0で具体化された革新的な産業技術とそれらの進歩により、サイバーセキュリティに対する脅威がどのように高まっているかを解説しています。次に、IEC 62443シリーズの規格の概要を説明し、これらの規格で提示されている産業サイバーセキュリティフレームワークの全体的なアプローチのメリットを解説します。


本文書のメリット

  • 産業用製造技術の進歩により、サイバー脅威に対してどのような脆弱性があるのかを理解できます。
  • IEC 62443規格シリーズの全体的なフレームワークと、IEC 62443認証のメリットについて知ることができます。
  • 産業用サイバーセキュリティに対するテュフズードのアプローチについてご紹介します。
  • NEW!「舶用機器のサイバーセキュリティ(IACS UR E27)・IEC 62443対照表」が付録されています。

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