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ESPR(エコデザイン規則)とは?概要や目的、対象製品を詳しく解 説

エコデザイン指令に代わる新規則 幅広い製品が対象に

エコデザイン指令に代わる新規則 幅広い製品が対象に

<目次>

1. ESPRとは?その概要を解説
2. ESPRの目的
3. ESPRの対象製品と要件
5. ESPR(エコデザイン規則)によって新たに導入される「DPP」とは
4. ESPR関連の流れと今後の予定
5. ESPR遵守に向けた企業の対応
6. テュフズードのESPR対応サポートサービス


ESPRとは?その概要を解説

ESPR (REGULATION (EU) 2024/1781 - a framework for Ecodesign requirements for Sustainable Products Regulation:持続可能な製品のエコデザイン要件の枠組み規則)は、EUが策定し2024年7月18日に発効しました。 ESPRは従来のエコデザイン指令(Directive 2009/125/EC)を抜本的に改正する新規則で、その最大の特徴は、従来の指令で対象となっていたエネルギー関連製品を超えて、幅広い製品へ対象範囲を拡大したことです。 また、法令が示す通り、ESPRは枠組みを定めるものであり、直接的な製品要件は、今後製品グループごとに制定される委任法によって規定するとされています。

 

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ESPRについて問合わせる

 

欧州グリーンディール政策とサーキュラーエコノミーアクションプラン(CEAP)

 
欧州グリーンディール(European Green Deal)は、EUが2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロ(カーボンニュートラル)にすることを目指して2019年に発表した気候変動対策の計画です。 そして2020年には欧州グリーンディールの中核的施策と位置付けられる、サーキュラーエコノミーアクションプラン(CEAP)、新循環型経済行動計画を発表しました。 この行動計画では、以下の4点を主に、サステナブルな生産と消費を促進することを目的としています。
  • サステナブル製品をEUの標準とする
  • 消費者のエンパワメント(消費者がサステナブルな選択を可能とする)
  • 資源を多く利用し、循環性向上の可能性が高い分野にフォーカスする。電子機器、バッテリーと車、包装、プラスチック、繊維、建設、食品
  • 廃棄物の削減と循環性の向上

これら行動計画を実行する政策パッケージの第一弾として制定されたのが、ESPRです。

 

ESPRの目的

ESPR(エコデザイン規則)の施行の目的は、EU市場内の製品の環境性能を向上させ、持続可能な消費と生産を促進することで、製品の設計段階から環境への影響を最小限に抑えることを目指しています。

具体的には、エネルギー効率の向上、資源の効率的な利用、廃棄物の削減、そして製品のライフサイクル全体を通じた環境負荷の低減を目的としています。これにより、消費者にとっても環境に優しい選択肢が増え、全体としての環境保護が推進されます。

また、製品のライフサイクル全体にわたるカーボンフットプリントと環境フットプリントの削減による、持続可能な製品の域内での自由な移動の確保や、デジタル製品パスポートなどを通じて、消費者に製品の環境データやリサイクル情報を提供し、環境に配慮した選択の支援なども目的としています。

 

ESPRの対象製品と要件

対象となる製品は、従来のエコデザイン指令でスコープだったエネルギー関連製品から拡大され、部品や中間製品も含む、あらゆる物理的製品に適用されます。

対象外の製品は、次のものが規定されています。 食品、飼料、医薬品、動物用医薬品、生きた植物・動物・微生物、ヒト由来の製品、植物および動物の将来の繁殖に直接関係する製品、セクター固有のEU立法に基づいて要件が設定されている車両。

 

ESPRの要件:

枠組み規則であるESPRは、その中で具体的な措置を定めていません。 詳細な規則および要件は、今後定められる委任法により規定されることとなります。 尚、その委任法は以下の16の製品側面を改善するものでなくてはならず、規則の付属書Ⅰの製品パラメータに基づき規定されます。

ESPR

 

ESPRで定められたその他の条項のハイライト:

  • 情報要件(第7条) 製品カテゴリーごとに規定される特定の情報要求事項
  • 懸念物質 substance of concern 特定の懸念物質の使用制限や情報提供
  • DPP - デジタル・プロダクト・パスポート(第9条) DPP の委任法の適用後は、DPP がなければ上市ができなくなる
  • 売れ残り消費者製品の破壊禁止(第23条)
  • Green public procurement グリーン公共調達(第65条) 公共調達で技術仕様や落札基準を製品側面と関連付け
  • 市場監視(第66条~)EUは計画的な市場監視活動を含む、規制対象製品の管理に重点的に取り組む

 

ESPR(エコデザイン規則)によって新たに導入される「DPP」とは

ESPR(エコデザイン規則)によって新たにDPP(Digital Product Passport:デジタル製品パスポート)が導入されます。デジタル製品パスポートとは、製品の環境への影響、持続可能性、リサイクル可能性、修理可能性などに関する情報をデジタル形式で提供する仕組みです。DPPによって製品のライフサイクル全体を通じて環境に関する透明性を高めることができるため、消費者、企業、リサイクル業者などが製品の環境性能や持続可能性に関する情報にアクセスしやすくなるため、製品のエコデザインを強化し、資源の効率的な利用や廃棄物の削減を推進することが可能になります。

 

ESPRの関連の流れと今後の予定

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  • エコデザインフォーラム
    欧州委員会がESPRのもと設置する、作業計画を策定するグループ。 最低3年間の作業計画を策定し、最初の作業計画は、2025年4月19日までに採択されるとされています。
  • 優先順位付けと計画(第18条) 委員会が優先的にエコデザイン要件を設定する製品グループは、次のものとなります
    中間製品 鉄鋼、 アルミニウム
    最終製品 繊維(特に衣料・履物)、家具(マットレス)、タイヤ、洗剤、塗料、潤滑油、化学製品、ICT、その他の電子機器

ESPR遵守に向けた企業の対応

企業がESPRに対応するためには、以下の取り組みが重要です:

  • 製品設計の見直し:持続可能性を考慮した設計プロセスの導入
  • サプライチェーンの透明性確保:供給元からの情報収集と管理
  • データ管理の強化:製品情報の適切な追跡と管理。

テュフズードは、企業のESPR対応を支援するサービスを提供しています。 


テュフズードのESPR対応サポートサービス

テュフズードは、企業のESPR対応を包括的にサポートしています。主なサービスは以下の通りです:

リサイクルコンテンツ認証

修理可能性試験

カーボンフットプリントの検証

バイオジェニックカーボン含有量試験と検証

生分解性包装認証

エネルギー効率試験

製品性能試験

CEエネルギー関連製品(ERP)指令

ESPR に関するお問い合わせはこちら

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