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テュフズード、川崎重工に産業用制御システムのサイバーセキュリティ認証(IEC 62443-4-1:2018準拠)を発行

セキュアな製品開発ライフサイクルプロセスを証明

セキュアな製品開発ライフサイクルプロセスを証明

2024.09.30

国際的な第三者認証機関であるテュフズード(本部:ドイツ・ミュンヘン)は、川崎重工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:橋本康彦)に対し、産業用制御システムのサイバーセキュリティ認証(IEC 62443-4-1:2018準拠)を発行しました。

 

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産業システムへのサイバー攻撃は、プラントの停止、機器の破損などのビジネス上の損失だけでなく、生命や環境への影響も懸念されます。産業システムを制御・運用するOT(オペレーショナルテクノロジー)のセキュリティ対策の一つとして、国際標準規格IEC 62443シリーズがあります。

このたびテュフズードは、川崎重工業株式会社 精密機械・ロボットカンパニー ロボットディビジョンに対し、産業用制御システムのサイバーセキュリティ認証(IEC 62443-4-1:2018準拠)を発行しました。IEC 62443-4-1は、制御機器メーカのセキュアな製品開発ライフサイクルの要求事項を規定しています。

この認証により、同部門の製品開発ライフサイクルプロセスは、想定されるサイバーセキュリティ上の脅威に対し、多層防御の考え方を取り入れたセキュアバイデザインにより製品が開発されることと、脆弱性も含めた製品のセキュリティ問題が確実に管理されることを証明しました。

今後もテュフズードジャパンは認証やトレーニングなどの各種セキュリティ関連サービスを通じ、国内におけるOTシステムのセキュリティ対策の促進と、企業が製品を導入する際の安心感の醸成に貢献していきます。テュフズードジャパンのIEC 62443関連サービスはこちら

 

写真左から:坂東賢二氏(川崎重工業株式会社 精密機械・ロボットカンパニー ロボットディビジョン長)、アンドレア・コシャ(テュフズードジャパン株式会社 代表取締役社長)


IEC 62443シリーズとは

IEC 62443シリーズは、産業用制御システム、制御機器、開発プロセスのセキュリティを確保するための国際標準規格です。国際電気標準会議(IEC)が発行している国際標準の工場セキュリティのガイドラインで、リスクアセスメントから運用まで、産業用サイバーセキュリティのあらゆる段階とさまざまな観点を網羅しています。詳細はこちら

 

IEC 62443規格

IEC 62443-2-4 産業用制御システムインテグレーション・メンテナンスサービスプロバイダ向けのセキュリティプログラム要求事項

IEC 62443-3-3 産業用制御システムのセキュリティ要求事項とセキュリティレベル

IEC 62443-4-1 セキュアな製品開発ライフサイクルに関する要求事項

IEC 62443-4-2 産業用制御システムコンポーネントのための技術的セキュリティ要求事項


テュフズードジャパンについて

150年以上の歴史を持つ国際的な第三者認証機関テュフズードの日本法人として1993年に設立。試験、認証、監査、トレーニングサービスを通じて、医療機器、産業機器、民生機器、自動車、食品、化学、エネルギーなど幅広い分野における企業とその製品の信頼性を高め、海外展開を支えています。近年はサイバーセキュリティ、サステナビリティ、AI関連サービスにも注力。

 

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