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テュフズードより年次決算のご報告

売上高が初の30億ユーロを突破

売上高が初の30億ユーロを突破

2024.05.07

Tokyo/Japan. 国際的な第三者認証機関であるテュフズード(本部:ドイツ・ミュンヘン)は、2024年5月7日、年次決算記者会見を実施しましたのでお知らせします。テュフズードは安全性、セキュリティ、サステナビリティを守るサービスを提供しており、2023年の売上高は前年比9.6%増の約31億ユーロを達成しました。また利益は前年比11.6%増の2億1,770万ユーロを達成しています。テュフズードの従業員数は2023年に約28,000人で、そのほぼ半数はドイツ国外に所属しています。

  • 堅調なビジネスモデルにより、売上高31.39億ユーロ、利益(EBIT)2.17億ユーロを達成
  • 全分野・全地域にわたる成長
  • 未来への投資:革新的なソリューションと試験所施設に1.8億ユーロを投資
  • 成長市場を見据えたポートフォリオ:デジタライゼーションとサステナビリティ

TS-PR_Johannes Bussmannテュフズードは、試験・検査・認証(TIC)サービスを提供する国際的な大手企業の一つです。テュフズード の取締役会長Dr. Johannes Bussmannは、ミュンヘンで行われた年次決算記者会見で次の通り述べました。「2023会計年度は非常に満足のいくものでした。厳しい政治・経済の枠組みの中でも、当社のビジネスモデルは回復力を発揮してきました」 当社は数年にわたり、成長路線を成功させてきました。この成功の礎は、テュフズードが現代の課題に合わせたサービス・ポートフォリオを調整する能力、そしてデジタライゼーションやサステナビリティなど将来の課題に対する革新的なソリューションの開発能力にあります。

2023年、テュフズードの売上高は前年比9.6%増の31億3,900万ユーロを達成しました(初の30億ユーロ超)。利益(EBIT)も同様にプラスとなる前年同期比11.6%増の2億1,770万ユーロを達成しました。

この好調な成長を維持させるために、2023年に次の分野に投資を行いました:デジタルおよびAIベースのサービス開発、グローバルラボ施設の近代化と拡張(中国、インド、米国などに新たなラボを開設)、従業員の研修とさらなる専門能力開発に1億8,000万ユーロ以上。今後はこれらに加えて、新築プロジェクトや既存施設の近代化などのサステナビリティ分野にも集中して投資を続けていきます。

 

広範な基盤に基づく強固な成長

TS-PR_Matthias J Rappテュフズード取締役(CFO)のProf. Matthias J. Rappは、「商業的な観点からも、テュフズードは2023年を満足して振り返ることができます」と述べ、成長の背景には、会社のすべての分野と地域が役割を果たしていることを強調しています。テュフズードの3つの分野(INDUSTRY:産業、MOBILITY:自動車、CERTIFICATION:認証)は、それぞれ企業収益の約3分の1を占めています。2023年は、この3つの分野すべてにおいて10億ユーロの壁を突破しました。産業部門(従業員数:約7300人)の売上高は10億3300万ユーロを達成しました(前年比7.4%増)。自動車部門(従業員数:6,500人)の売上高は10億7,300万ユーロ(前年同期比13.5%増)と2桁の増収を達成しています。そして認証部門(従業員数:8,900人)の売上高は約10億5,100万ユーロでした(前年同期比7.9%増)。

またテュフズードは全地域で世界的な成長を達成しています。2023年の企業収益の4分の3以上を占める欧州地域(ドイツを含む)は、2023年に再び最高収益となる24億200万ユーロを達成しました。アメリカ地域は大幅な増収となる11.6%増の1億9,800万ユーロを達成し、これは主に産業サービス分野での好調な伸びによるものです。アジア地域も同様に成長を続け、売上高は4.2%増の5億3,900万ユーロを達成し、これは製品試験・認証業務の成長が大きく影響しています。

Prof. Rappは、将来への自信と楽観的な見方を示し、「当社とその事業をサステナブルな未来へと導くため、今後も的を絞った投資を続けていきます」と発表しました。具体的には、2023年にサステナビリティ・オフィスを設立し、テュフズード社内のサステナビリティ活動や持続可能なサービス製品の開発を設計・推進しています。

 

建物のデジタル化とエネルギー効率

Dr. Bussmannは次の通り述べています。「私たちの目標は、サステナビリティに関連する問題において、お客様から選ばれるパートナーになることです。しかし、これを達成するには、私たち自身の行動が持続可能でなければなりません。これを念頭に置いて、私たちは排出量の削減に集中的に取り組んでいます。たとえば、私たちの建物のエネルギー効率を向上させ、購買・調達業務の将来性を高めることです」

テュフズード本社所在地で現在建設が進められているAlgorithmusを含め、近年同社が手掛けた大規模な新築プロジェクトはすべて、建築時に有効な最高レベルのエネルギー基準に準拠しています。事実、Algorithmusは直近で、ドイツ持続可能建築評議会(DGNB)の最高レベルの基準に準拠していることを確認する予備認証を取得しました。また、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州ミュンジンゲンの町に建設中の新しい車両試験センターは、すべて木材を使用した設計で、革新的なエネルギーコンセプトと最先端 最先端の試験技術を取り入れています。当センターは、ドイツ全土のテストセンターの近代化プログラムのプロトタイプとなります。 

「これにより、デジタルプランニング、シミュレーションに基づくエネルギー最適化、建設段階でのデジタルツールの使用、そして最終的には、その後の建物運用のためのデジタルツインのセットアップに至るまで、この分野における独自のサービスに磨きをかけることができます」とDr. Bussmannは述べています。テュフズードの広範なサービスポートフォリオには、BREEAMDGNBLEEDといった一般に認められたサステナビリティ基準に対する認証や、建物のサステナビリティと改修対策が将来のエネルギーコストに与える影響の初期見積もりを提供するGreen Building Calculatorなどが含まれ、サステナビリティの向上を推進する不動産分野全体をサポートしています。

 

再生可能エネルギーと水素

建物のエネルギー効率とサステナビリティの向上に加え、再生可能エネルギー源の継続的な拡大と水素経済の急速な確立は、気候変動の悪影響を抑制し、持続可能な未来を形成するために不可欠な要素です。「テュフズードは長年にわたり再生可能エネルギーの拡大を支援し、風力発電、太陽光発電、バッテリーおよびストレージ技術などの分野で包括的なサービスを提供してきました」とDr. Bussmannは強調します。「さらに、サプライチェーン全体にわたって画期的なソリューションを提供することで、水素経済の確立を支援しています」

具体的には、テュフズードは2023年に、実績のあるGreenHydrogen規格に加え、低炭素水素のBlueHydrogen認証を導入し、発電所とそのコンポーネントのH2-Readiness認証の範囲を拡大し、エンジン式発電所も対象としました。フランクフルトとミュンヘン近郊のガルヒンクにあるテュフズードの試験所の専門家は、自動車や水素ステーションなどの用途に使用される材料や部品の水素適合性も試験しています。また当社は、燃料電池システムの試験や認証、ホモロゲーションプロセスにおける個別認証やプロトタイプ認証など、認証プロセス全体を通じて水素自動車メーカーをサポートしています。

 

基準と透明性

「サステナビリティを真に成功させるためには、統一された基準と、独立した試験と認証に裏打ちされた高い透明性が必要です」とDr. Bussmannは強調します。公平な第三者機関として、テュフズードはPAS-2060規格に準拠したカーボンニュートラル検証を実施し、ISO 14064および14067規格に準拠したカーボンフットプリントの検証を行っています。

米国のルビー・キャニオン・エンバイロメンタル社とメキシコのルビー・キャニオン・メキシコ社の買収により、テュフズードは、気候変動プロジェクトの検証・検定の分野でリソースを拡大し、また今年に入ってからは米Forest Resource Solutions and Technologies社を買収したことで戦略がさらに強化されました。このこのようなプロジェクトで得られた認証書は、企業が自主的にやむを得ない炭素排出を相殺するために使用できます。オフセットの対象となるのは、Verified Carbon StandardやGold Standardなどの基準の要件を満たしたプロジェクトに限られます。

 

サイバーセキュリティと人工知能

テュフズードの技術革新のさらなる焦点は、デジタル化関連サービスの開発と進歩にあります。Dr. Bussmannは「この分野におけるテュフズードの事業には、サイバー攻撃から組織や重要インフラ、定期審査の対象となる施設を保護するソリューションの提供や、さまざまな分野における人工知能(AI)の活用支援が含まれます」と説明します。AIの導入は多くの産業に激変をもたらし、この破壊的技術への信頼がこのトレンドの不可欠な前提条件であると指摘しました。

このような状況を踏まえ、テュフズードは、TÜV AI.LabでTÜV-Verbandや他のテュフ各社と協力し、EUの次期AI法などの情報源に基づき、人工知能試験における比較可能性をサポートする基本原則とツールの開発に取り組んでいます。さらにテュフズードの専門家は、AI環境における品質分析、リスク評価、適合性評価の実施を可能にする「品質フレームワーク」を策定しました。これは、AIシステムの倫理的側面を評価する世界初の認証プログラムであるCertifAIEdTMが定める要求事項に基づいています。 

テュフズードは、デジタル化が進む世界向けのサービスを提供するだけでなく、独自のサービス開発においてもデジタル化を最大限に活用しています。テュフズードの専門家は、MicrosoftやdSpaceをはじめとする大手企業と協力し、自動車のソフトウェアアップデートのホモロゲーションをサポートする自動車業界向けのコンセプト「Digital Loop」や、効率的でコスト最適化された予知保全をサポートするリフト検査用のAI搭載ソリューション「TÜV SÜD Lift Manager」などのプロジェクトに取り組んでいます。

Dr. Bussmannは次の通り述べています。「革新的なソリューションやプロセスの開発、国内外の理事会や委員会のメンバーとしての活動は、テュフズードが最先端の技術開発や社会的要求を理解し、それを具体的なサービスへと昇華させる能力を有していることを浮き彫りにしています。絶え間なく変化する世界において、この能力は、テュフズードが現在も将来も、安全、安心、サステナビリティを保証し続けるための鍵となります」 

 

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