冷却および空調技術
冷却および空調技術
2025.02.09
テュフズード(本社:ドイツ・ミュンヘン)はこのほど、冷却システムの空調機(エバポレーター)の1,000件目の試験工程を完了しました。試験は、ミュンヘン近郊のオルヒング市にあるテュフズードの冷却空調試験所で実施されました。DX (direct expansion)タイプの空調機は、冷却システムの重要なコンポーネントです。DX空調機には冷媒が含まれており、二次流体として空気を蒸発させて冷却します。テュフズードは、冷却システムとそのコンポーネントの試験において豊富な経験を有しています。
DX空調機の試験および認証は、欧州規格DIN EN 328に基づき、2つのプロセスが使用されます。冷媒の質量流量によるDX空調機の直接容量測定と、熱量計法を用いた気候室での間接測定です。「規格では、この2つの方法間の最大偏差は4%と規定されています」とTÜV SÜD Industrie Service GmbHの冷却部門責任者であるCarsten Hochは解説しています。「テュフズードの測定では、おおむね2%未満の誤差が示されています。」しかし、テュフズードの専門家の経験によると、非認証の機器では10パーセント以上の偏差を示すことがよくあります。
冷媒を変更すると、当初は測定値間の偏差が大きくなることもあります。テュフズードの専門家は、冷媒としてCO2を使用した測定でもこのような偏差が生じることを確認しています。冷却システムとコンポーネント用のCO2試験装置は、テュフズードが試験工程と試験設備の高度化を継続的に進めていることを示す一例になります。「市場や顧客から課される現在の要件を満たすためには、このような進歩が不可欠です」とCarsten Hoch氏が指摘しています。
テュフズードは、ミュンヘン近郊のオルヒング市に冷却空調技術の試験所を運営しています。広さ8,500平方メートルの試験所は、この分野でヨーロッパ最大の独立試験所です。技術および性能試験は、-40℃から+50℃の温度範囲にまたがる、75m3から270m3の大きさの気候試験室10室で実施されます。さらに、テュフズードは隣接する音響試験所も運営し、冷却および空調システムの製造業者が法的要求事項や閾値に準拠するためのサポートを行っています。テュフズードの音響技術サービスには、音響パワーレベルの測定、作業現場での放射音圧レベルの測定などお客様のご要望に応じた音響測定を行っています。
テュフズードの冷却空調試験所が提供するサービスの詳細についてはこちら。 tuvsud.com/hvacr.
画像キャプション: DX空調機の冷媒分配器の温度変化のスキャン
画像の著作権: TÜV SÜD
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