海外原子力プロジェクトへの参入に向けて
海外原子力プロジェクトへの参入に向けて
ISO 19443とは、原子力サプライチェーン全体の安全性と品質向上を目的とした、原子力分野に特化した品質マネジメントに関する国際規格です。
ISO 19443は、 ISO 9001 を基盤としつつ、原子力エネルギー分野に固有の要件を追加したもので、安全に関するベストプラクティスと原子力特有の要求事項を組み合わせ、最適な原子力安全の実現を目指しています。ISO 9001が品質マネジメントシステム(QMS)の要求事項に焦点を当てているのに対し、ISO 19443はこれらに、原子力安全への要求事項を追加しているのが特徴です。
これらの要求事項は、原子力品質マネジメントシステム全体で実施されることを想定しており、原子力安全にとって重要な製品とサービス(ITNS:important to nuclear safety)を提供する原子力サプライチェーンの組織、例えばEPC企業や製造業者に適用されます。
原子力安全は、何よりも優先されるべき事項であり、原子力サプライチェーン全体で健全な安全文化を確立する必要があります。
ISO 19443は、原子力分野で設備、システム、サービスを提供する企業に対し、品質マネジメントシステムに関する明確な要求事項を示した規格です。これは、顧客ニーズへの適合だけでなく、リスクに基づく考え方の導入、継続的改善、適合性の保証など、システムを効果的に運用することで顧客満足度の向上にも寄与します。
原子力分野における許認可プロセスや技術の発展、サプライチェーンの多様化・複雑化に伴い、それに対応する規格も発展していきます。現時点ではISO 19443は法的必須要件ではありませんが、原子力サプライチェーン全体における安全性と品質を向上させるため、今後は取得が必須となる可能性が高まっています。実際にフランスをはじめ欧州各国では、事実上、必須の要件となっています。そのため、ISO 19443の取得は、自社の製品やサービスの将来性を確保するとともに、プロセスの品質および信頼性、先見的な姿勢、リーダーシップや戦略的計画を対外的に示す手段ともなります。
テュフズードは、フランス認定機関COFRAC(Comité français d'accréditation)より、ISO 19443の認証機関として世界で最初に認定された組織のひとつです。これを受けて、テュフズードは、特に民生用原子力産業の要求に即した本品質マネジメント規格に基づく認証サービスを提供しています(テュフズードはISO/TS 23406に準拠)。
テュフズードは、ドイツ、オーストリア、スペイン、韓国、中国、スロバキア、チェコ、米国、南アフリカ、フランス、ルーマニア、イタリア、スイスの各国において、50社を超える企業に対してISO 19443認証を授与または現在監査を実施中です。
テュフズードは、原子力分野で60年以上にわたり、高度な品質と深い知見、業界標準の実装を提供してきたことから、世界的に認知された存在です。また、高い品質、安全性、公正性を一貫して提供してきた実績から、原子力分野のサプライヤーにとって信頼できるパートナーとされています。
テュフズードとのパートナーシップは、お客様に最高の品質を提供しようとする貴社の姿勢を示すと同時に、テュフズードの専門的なサービスを通じて、卓越した価値を提供するものとなります。産業界を通して安全プロセスの導入・強化を成功させてきた実績により、テュフズードは認証における信頼できるパートナーとして、原子力業界においても広く認知されています。また、テュフズードの世界的な監査員ネットワークにより、世界中どこでも費用対効果の高い監査を実現します。
テュフズードは、特に海外原子力プロジェクトへの参入に向けたご支援の一環として、ISO 19443に関連したサービスを提供しています。
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