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USA: ニューヨーク州、衣類へのPFAS禁止を改正

MARCH 2023 - SOFTLINES

ニューヨーク州知事は、衣類に含まれるパーフルオロアルキル酸およびポリフルオロアルキル酸(PFAS)に関する従来の禁止措置法案(S6291/A7063)2を改正する法案(S1322/A994)1に署名しました。

従来の禁止令は、普段着やフォーマルな場面で着用する衣類のみを対象とし、過酷な環境下で着用する業務用ユニフォームは対象外としていました。 新法案では対象を拡大し、激しい雨天時の屋外用衣料品も含まれることになりました。なお、通常の業務用ユニフォームは依然として対象外です。 この法案は、製品の種類に応じて異なる日付で施行します。

以下は、ニューヨークにおける衣類へのPFAS使用禁止について、以前と今回の法案を比較したものです。

表A: 衣類に関する法案におけるPFASの比較

法案No. S6291/A7063 S1322/A994
製品の範囲  普段着およびフォーマルな場面で着用する衣類
  • 普段着およびフォーマルな場面で着用する衣類
  • 激しい雨天時の屋外用衣料品
要求事項 2023年12月31日より、意図的に添加された化学物質としてPFASを含む衣類をニューヨーク州で販売または販売目的で提供してはならない
  • 2025年1月1日より、意図的に添加された化学物質としてPFASを含む、それ以前に使用されていない新品の衣類を、ニューヨーク州で販売または販売目的で提供してはならない
  • 2027年1月1日までに、 環境保全局(Department of Environment Conservation :DEC)が規則で定めるレベル以上のPFASを意図的に添加した化学物質として含む、それ以前に使用されていない新品の衣類をニューヨークで販売または販売目的で提供してはならない
  • 2028年1月1日より、何人も、規則で定めるレベル以上のPFASを意図的に添加した化学物質として含む、激しい雨天時用の新品未使用の屋外用衣料品をニューヨーク州で販売または販売目的で提供してはならない
定義:
  1. 衣類とは、普段着またはフォーマルな場での使用を目的とした衣料品を意味し、下着、シャツ、パンツ、スカート、ドレス、オーバーオール、ボディスーツ、ベスト、ダンスウェア、スーツ、サリー、スカーフ、トップス、レギンス、レジャーウェア、フォーマルウェア、アウトドアウェア、ロンパース、よだれかけ、オムツ等が含まれるが、これだけに限らない。ただし、業務用ユニフォームや激しい雨天時の屋外用衣料品は除く。
  2. 激しい雨天時の屋外用衣料品とは、極端な降雨状態に長時間さらされたり、水や湿潤状態(例えば積雪)に長時間浸されたりすることから使用者の健康や安全を保護をする用途で、アウトドアスポーツの専門家向けに設計された、一般消費者の使用目的で販売される、極端で長時間使用する製品をい意味する。

 

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[1] New York bill S1322/A994

[2] New York bill S6291/A7063

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