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13 November 2020
国際的な第三者認証機関であるテュフズードの日本法人テュフズードジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ディーター・エッカート)は、三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区、代表者:杉山 武史)が開発した無線式列車制御システム(CBTCシステム)のアップグレード版であるバージョン1.5の安全性評価を完了し、SIL4認証を発行しました。
次世代の信号システムとして国内で普及が進む「無線式列車制御システム(以下、CBTCシステム)」は、無線を利用した列車制御システムであり、線路側サブシステム(Wayside Zone Controller, WZC)と車載サブシステム(On Board Controller, OBC)から構成されます。両者は無線通信システムを介して通信を行い、列車の走行を制御するとともに、移動閉塞(Moving block)方式で安全に列車間を分離します。これにより、従来と比べてより短い間隔で列車を走行させることで、線路のキャパシティを増やすことが可能になります。これらの鉄道信号システムには高いレベルの安全性と信頼性が求められ、テュフズードは安全性評価、認証、トレーニングサービスを含む鉄道関連サービスを提供しています。
三菱電機株式会社は、2014年にCBTCシステム バージョン1.0をテュフズードで認証取得しており、今回そのシステムの設計改善および機能追加を行いました。このアップグレードされたCBTCシステム バージョン1.5に対し、テュフズードは線路側サブシステムおよび車載サブシステムにそれぞれSIL4認証を発行しました(図)。
図:三菱電機のCBTCシステム
SIL(Safety Integrity Level 機能安全の安全度水準)は安全性のレベルを定義するもので、国際規格のEN50126、EN50128、EN50129によって定められています。SILはレベル1からレベル4までの4段階で規定され、SIL4認証は最高レベルの安全水準であることを意味します。
クリスティアン・フィッシャー(TÜV SÜD Rail Germany シニアセーフティーアセッサーシグナリング)は次のように述べています。「三菱電機様のアップグレードされたCBTCシステムに対し、テュフズードレールは無事に安全性評価(ISA)と認証を完了させることができました。成功の鍵は、三菱電機様とテュフズードジャパンの現場スタッフによる密接なコミュニケーションと、素晴らしい協業です。」
またユルゲン・アピッチ(テュフズードジャパン株式会社 テクニカルマネージャー)は、「三菱電機様のグローバル市場への展開を可能にするSIL4認証に貢献できたことを嬉しく思っております。」と述べています。
写真: SIL4認証授与式の様子(左から三菱電機株式会社 交通情報システム部 部長 平井隆富様、テュフズードジャパン株式会社 代表取締役社長ディーター・エッカート)
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