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国際的な第三者認証機関であるテュフズードは、株式会社京三製作所(本社:横浜市鶴見区、代表取締役社長執行役員:戸子台 努)が新規に開発した、鉄道信号システム向け新規コアプラットフォームFS-CPUの安全に関する全領域のアセスメントを完了し、SIL4の認証書を発行しました。
鉄道の運行を支える鉄道信号システムには、高い安全性と信頼性が要求されます。万一の故障や事故の際、システムを必ず「安全」側に作動させる「Fail-safe(フェールセーフ)」は最も重要視される基本原則です。
認証の観点では、リスクのレベルに見合った制御システムやデバイスの信頼性および安全性が証明されなければなりません。その信頼性および安全性のレベルを定義する尺度が、機能安全の安全度水準(SIL: Safety Integrity Level)です。SILは国際規格により定められており、レベル1からレベル4までの4段階で規定されています。その中でもSIL4認証は最高の安全水準であることを意味しています。
このたびテュフズードは、京三製作所が新規に開発した鉄道信号システム向けコアプラットフォームFS-CPU(Fail-Safe Central Processing Unit)の安全に関する全領域のアセスメントを完了しました。さらにテュフズードはSIL4の認証書の発行を完了し、今後は京三製作所に対して継続的な監査を実施します。この認証書は、TÜV SÜD Rail GmbH(テュフズード レール)とテュフズードジャパンの専門知識が結びついた結果です。
テュフズードジャパンのユルゲン・アピッチ(インダストリー・モビリティー事業部 鉄道部 審査員)は次のように述べています。「査定は、所によっては日本のローカルチームが実施しています。SIL4認証はお客様にグローバル市場へのアクセスを提供するもので、この認証取得に貢献できたことを嬉しく思います。最高水準の安全レベルの認証を付与された本プラットフォームは、京三製作所様が他の安全機器やSafety application(安全システム)を開発する際に、それらに対して同レベルの安全性担保を可能とします。」
また、テュフズードジャパンの勝田秀明(インダストリー・モビリティー事業部 シニアテクニカルエキスパート)は次のように述べています。「認証の過程で私たちが目の当たりにしたのは、今回のプラットフォームの開発を、京三製作所様はまさに『ゼロ』からの新規開発案件として注力されていたことです。これには、将来の拡張性も含めた基本機能の構築と、国際規格の要求を満足させていくという双方向の観点がベースにあると理解しております。」
図:京三製作所 鉄道信号システム向け新規コアプラットフォームの概要
写真:認証書とトロフィー
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